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うさぎと暮らす野鳥好き

▽仕事を休んで墨東にきている。
▽汚部屋の介護タクシーがキタ。
▽「ふたり同乗しますか」と彼がちょっと躊躇したのは助手席がゴミの集積場になっていたからだった。
▽車内には甘いグミのような臭いが充満し、彼自身からはアウトドアのおじさんの臭いがした。
▽姉は車内に乗り込むとすぐに「窓開けていいですか」といった。
▽乗り込むドアには強烈に擦った傷があった。
▽姉に「座席」をゆずり、私は2分前までゴミ集積場だったところに腰掛けた。
▽スウェットの上下を着ているがサイズが合っていない。
▽明らかに彼もまたサポートが必要な発達の人だった。あれではリピーターなんてゼロだろう。

▽第25回手塚治虫文化賞マンガ大賞」に山下和美「ランド」。
▽私が最初に少女まんがを読み始めたのは、週刊マーガレットでそのころたしかに山下和美もそこで描いていた。名前は確かに記憶しているが肝心のまんがを一切覚えていない。多分ふつうの学園ものを描いていたのではなかったか。
▽コミックスを買ってもない。私が買ったのは『BooBoo』とか『ペルシャが好き』とか。その後岩館にはまったが。
▽多分、普通の作家ならそのままフェードアウトしていくんじゃないだろうか。
▽でも柳沢教授でブレークした。ちょっと佐々木倫子よりかなと思ったけど、まあ、そういうこともあるのかと思った後(ずいぶん後)に、これがきた。
▽多分、最初の週マで描いていたまんがは自分が描きたいものじゃなかったのかもしれない。週マはすごくコンサバな感じだったので描きたいものが描けなかったのだろう。
岩館真理子のエッセイでもそんなことが書かれていた記憶がある。
▽もしくは描いてる間に描きたいものが溢れ出てきたのか。
▽で、これ、へんなまんがだよ。まだ4巻ぐらいまでしか読んでないんだけど、なんだかわからない。わからないがおもしろいから読んでしまう。

▽マスクにアウトドアのおじさんの臭いが染み付き帰りのタクシーで気持ちが悪くなった。
▽帰ってから、着ていたものすべてを脱いで洗濯機に放り込み、自身は風呂に入った。

▽地下鉄から上がる階段は、出口付近で狭くなっているものがある。
▽私は開口部に至る道を、老人は突き当りに至る道を進んでいた。私が半歩先行していた。
▽老人が先に行きたそうな素振りを見せたので譲って先に行かせると、その瞬間老人は階段に躓いた。
▽と、同時に私に食ってかかってきた。後ろから蹴りやがったな、と言っているようだった。
▽それから30分ぐらいいろいろ揉めた。
▽というような夢を見た。めんどくせえ。そんなめんどうな夢は見たくない。

▽墨東へ。
▽ツカレタ。帰ってきて寝た。
▽18時から雨。雨というか雷雨。
▽菊花酥を食べる。ジュファース。ジュウフワスーピン。チュイホワスウ。パイファス?
▽サイトによって呼び方が一致していない。
▽陳皮梅も食べたい。

▽チェーンを調節して空気圧……はみないで適当に足しておく。
▽墨東へ。
▽「カエルの声は騒音か 訴え退ける」ってカエルによるとしか。ウシガエルは騒音以外のなにものでもない。あいつらは原産地ではどういう扱いなのだろう。風情を持ってあの鳴き声が受け入れられているのだろうか。