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うさぎにブロッコリーの茎を与える。

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電車が遅れているといつも寺田寅彦のことを思い出す。「混む電車はますます混む」という例のやつだ。
列車がある程度遅れた場合の今のところの対処法は、前の列車が後ろからくる列車をただ待っているだけのようだけれど、前に走っているのを半分切り放して後に置いてゆき、間を埋めるようにすれば、前の列車は遅らせないで走ることができるんじゃないだろうか。

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吉野家から牛丼がなくなっていた時分、たまーに入って不味い豚丼を注文し、口に運びながら「なんでこんなに豚丼が不味いのか」と何回も思った。私はその時には、吉野家はそういう技術、つまり商品開発力がないのだと単純に思った。
が、今にして思えば、あの不味さはきっと「戦略」だったのだろう。豚丼を美味しくして、人気メニューに育てない、というひとつの方向。オレたちは牛丼屋だ、という誇りが豚丼をあれだけ不味く作らせたのだ（そしてカレーはもっと不味かった。子供の頃、海の家のゴザの上で食べた、粉っぽいそれの味だった。一口頬張ると、その隣で伸びきったラーメンを食べる子供の頃の姉の姿が脳裏に走った。センチメンタルにも涙が出るかと思った）。
それはあれだけ強硬に「アメリカ産牛肉を輸入せよ！」と絶叫していた姿と呼応する。吉野家はただ牛丼「だけ」を売りたかったのだろう。そしてその機会を待つ間に商売をしないだけの資金力も充分にあった。牛肉の調達に自信ができたアカツキには、きっと豚丼はメニューから姿を消すに違いない。
しかしどうやればあれほど豚肉を不味く調理することができたのか。きっと吉野家だけに伝わる、門外不出の謎の技術があるんだろう。

2000
パセリを食べたオレだ。2週間程前からパセリにトウがたちはじめている。

005
大根の葉をあげて日常業務。

042
寝床へ。近所で犬が鳴いている。ワンワン、ワンワンと必ず2回ずつ区切っている。