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うさぎと暮らす野鳥好き

nasu00012005-03-07

935
起きた。奥さんはもういない。うさぎにルッコラ、水菜、ニンジン、キュウリをあげて、日常業務。

1105
数日前が嘘のような春の日差し。〈本末顛倒〉が『新明解』に載っていなかったのにはびっくりしたな。〈転倒〉なあ?

1142
電車内での女子高生の会話。
〈正座かあひる座りをしてクッションを抱くと「かわいい」らしい〉
〈あひる座りってどういうの〉
〈こういう……〉(片足を上げて実演して見せる)
〈ああ……。うち、畳だし。さぶとんだから〉
〈あとベッドに座るとか〉
〈ない……〉
そんな使い古されたイメージにだまされる男がいるのか? いるんだろうな。ってゆっか、あんたらが考えるべきは畳・ざぶとん、布団の部屋でいかにかわいく見せるか、という戦術なんじゃないだろうか? 

2000
せしーは、キュウリ、ニンジン、ニンジンの葉、キャベツ、クヌギの枯れ葉を食べた。

2030
ぎんねずの
ミツキの空の
春花火

2224
現在帰途上。一日中いつもの某写真家に付き合って街を歩いた。健康にはいいが胃には悪い。3回喫茶店に入った。ファミレスにも入った。いつもと同じように午後4時に。……もう無理だよ。
いや、そんなことより! 2番目に入った喫茶店には本当に驚かされた。ひどいというよりすごかった。たまにモノが捨てられない老人がモノに埋まって死んだり、近所とトラブルを起こしたりするニュースがあるでしょう。ここはその喫茶店版だ。喫茶店にはモノがあふれていた。以前は2階も営業していたようだが、2階に続く螺旋階段はすでに植木鉢や雑多なモノで埋まって上がれなくなっている。カウンターや壁にある棚は、曲がって地層と化した雑誌で完全に埋まっている。1階の半分以上は変な土産物、何がはいっているかわからない段ボール、大きい観葉植物で埋まっている。使えるテーブルはひとつだけだ。トイレに続く廊下も、体を曲げてすり抜けないと通れない。
写真家が喫茶店の扉を開けた瞬間、その光景が目に入って呆然とした私は、平然とそこに入っていく写真家をみて倒れるかと思った。
この人と一緒にいるといろいろな経験ができるな……。驚いたことには、店内にはひとり客がいて、ソーダフロートなんかを飲んでいたのだが、我々はその人と相席で座った。店主の老夫婦は結局我々のミルクとミルクティという注文を何回言っても覚えられなかった(ミルクとアイスティがきた)。幸いグラス等に不潔感はなかったので大人の顔をしたまま無事脱出できたのだが、今日はいつにもまして腹のコナレが悪い気がする。