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800
うさぎにニンジンを与える。日常業務。
吉村昭『陸奥爆沈』読了。この文学臭のまったくない文体はなんだ。「小説」を読んでいる気がまったくしない。
火への執着、そういうものの極限として戦艦の弾薬庫ってあるのか。火にとり憑かれた人にはたまらない場所なんだろう。しかも三笠とか陸奥とか。今ではもう同じような場所を想定することが決してできない、超特殊兼超象徴的な空間なわけだし。
りょうもう9号で出発。
1027
なにも考えず車窓を眺めていたら、異常に馴染みのある風景が脳と直結して、びっくりする。そうか。そういえばこれ、旧居のすぐ脇を走ってるんだった。
再び栃木へ。
百頭町、という地名を見て、その由来をいろいろ考える。ちょうど『百鬼夜行抄』を読んでいたせいもあり、気味の悪い話ばかりを同僚Mに話すことになった。
1820
りょうもう38号で撤退。頑張っても結果を得られないこともある。まあ、現実にぴったりハマったN氏なんて、まあ見たくないわけで。向こうもそうだが、こっちもアンビバレントなものを抱えている。
2100
せしせしはニンジン、チンゲンサイを食べた。
■行き帰りに吉村昭『陸奥爆沈』