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うさにニンジン、小松菜、ルッコラを与える。日常業務は奥さんが。

依然、小春日和の東京。

1945
渋谷、南青山あたりをうろうろする。

青山というのは「ジンカンイタルトコロセイザンアリ」というように、つまりは墓場という意味だが、実際に青山墓地というのがあるらしい。
青山を名乗る大学もあるようだが、大学は人生の墓場、と洒落てつけたのだろう。昔の人にはずいぶんイキな人がいたものだ。そういえば、青山には昔、練兵場もあったような。墓場練兵場。イキを通り過ぎて豪気と言えるかもしれない。明治男の心意気とはこういうものだったんだろう。
ヒトが斃れたところに活き活きとした青い草が繁るというモチーフは、社会的な人間にもあてはまるだろう。例えばテヅカが耕したまんがという世界に、豊かな才能たちが育っているというような。
写真家の星野道夫がいくたびも語っている、倒れたトウヒの上に豊かな次世代が育っていくようなそういうイメージ。そして、死んだ巨人から世界や大地や穀物が生まれるという神話のイメージ。そんなことを考えると墓というのは実は豊かなイメージでもあるわけだ。

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せしせしの介にニンジン、サクラチップス、チンゲンサイを与える。

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せしせしの介はヨーグルトを食べた。プロバイオせしの介。