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うさぎと暮らす野鳥好き

nasu00012009-08-10

▽せしせしにニンジンを与える。日常業務。
▽強雨の予報。島ぞうりで出勤してみる。足との一体感がないサンダル系はあまり好きではないが、いまはこれしかない。
▽「JCOMMデザイン賞受賞 バスマップ沖縄」。これは是非、手に入れたいものだ。
▽太郎はなぜ三十三代「進んでいる」と思ったのか? 太郎にわかったのは、言葉も通じない知らない人々が、自分の知っている土地に住んでいる、という事実だけなのではないのか。
▽知らない人々の住んでいたのが、太郎の「知っている家」だったのかはわからない。三十三代というのは1代18年と概算すれば6百年ほどだ。日本の家事情ではそのほとんどすべては建てかえられているだろう。つまり太郎の衝撃は「あの家に(そして自分の家に)知らない人が住んでいた」というものではなかったのではないだろうか。
▽確かに「ここ」なのだが知っている家はなく、知っている人はいない。人々の言葉もまったわからない。この事実から太郎は逆に「6百年という時間が経っている」という推測をすることになった。
▽これ、津波なんじゃないだろうか。場所を沖縄だとすると、津波で全滅した村(と同じ場所)に他の島から強制植民させられた人々が新たに集落をつくる、という話に、十分リアリティがあるような気がする。
▽そういう悲劇の存在を知らない太郎が帰ってくる。誰も知らない。言葉も通じない。でも、ふとしたことで事実を知ってしまう。その衝撃に打ちのめされた太郎は、突然年老いても見えたし、結局、精神的変調を起こして死に至る。……なんだか暗い話になってしまった。
▽なんだかわからない話は「なにかリアルなもの」を隠し持っている、と思う。この太郎伝説の(特に終わりかたの)わけのわからなさは昔から本当に気味が悪かった。それが桃里村などの悲劇と脳内でリンクした。
▽せしせしはニンジン、梨、固形飼料をもらった。