▽せせせはニンジン、固形飼料を食べた。
▽「こけむした石垣、土壁の家といった心温まる風景をどう守り、生かしていくかが大切だ」とか、日本カブレのあほのアメリカ人がたまに来日して、偉そうにのたまったりしますな、定期的に。そもそもみんながそんな家に住めるような社会資本は日本にはないのだ。「土壁の家」! 江戸時代、門は武士か、名主クラスしか建てることを許されなかった。「土壁の家」をもつ豪農を貧農200軒が犠牲となって支えていた。貧農の家は藁葺きすら少なく、ほとんどは板葺きで石を乗っけて飛ばないようにしていた。そういう光景をみて、このヒトは心温まるんだろうか。今、街に溢れている変な家は、そういう貧富の差のある経済がある程度ならされ、そこそこの値段で建てることのできるかっこ悪い家にみんなが住むようになった結果なのだ。そのことを私はかっこ悪いと単純には思わない。確かにかっこ悪い家かもしれないが、思想的には美しいとすら思える。1軒の美しい家を作るために200軒を犠牲にするより、みんなが――かっこ悪いデザインでもそこそこな居住スペースに――住めるほうがいいにきまってる。ま、カタチ的にはホントかっこ悪いけどなー。
▽横浜から銀座へ。
▽せせせはニンジン、ブロッコリーを食べた。日常業務。
