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▽29日、山口戦。見たい。エスナイデル・レノファ。すごく見たい。

▽墨東へ。
▽今日聞いた話。
▽解剖の実習してると、何もしていないのにご遺体から「パチッ」みたいな音が聞こえるときがあるのだそうだ。
▽それは、ペースメーカーが止まる音なのだ。
▽主人が死んだあともペースメーカーは動き続け、瞬間、存在を主張して機能を止める。
▽役目を終えた遺体の中で、役目を終えた機械はまだ動き続けていた。
▽その「主張」になにか機械の感情を読み取れなくもないなと思った。

▽母が亡くなって火葬するとき、葬儀屋がペースメーカーの装着を気にしていて、斎場にも「お知らせください」みたいな掲示があった気がする。
▽電池がリチウムイオンなので、焼くときに爆発するのだそうだ。
▽だから通常はパチッどころではない「主張」で主人もろとも灰になるのだ。こちらにはまた別の感触がある。

▽ワシが「体温で充電できるようにならないんですか」と言ったら、奥さまは「おでこにソーラーパネル付けとけばいいじゃん」と言った。キカイダーかよ。