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うさぎにニンジン、キャベツ、桜の花を与える。日常業務。
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ヨシダケン、男62歳の定期券を拾い駅に届ける。3カ月定期で、1万8千円也。今日購入したばかりのようだった。手元に届くといいが。そして奥さんに怒られないといいが。
帰途上の電車でとなりに座ったカップル。大学で知り合った先輩後輩で、男の方はすでにサラリーマンになり1年が過ぎ、女の方は今就活の最中。お互い東京に出てきて知り合い、男は東京で就職し、女は故郷の札幌で職を探すか、迷っているようだった。ずっと手を握りながらそのことを話している。
安っぽいまんがみたいな、というか、まんがなどで描かれればおそろしくありきたりで、安っぽくなってしまうようなストーリーが、この横の二人にはリアルな現実で、充分過ぎるほどの重みを持って存在している。焦燥感や希望や諦感やその他いろいろがごちゃごちゃ入り混じった「あの」感覚をちょっと思い出したりした。
ま、同じようなシチュエイションが私の人生にあったわけでは全然ないが、こういう感覚は誰でもあったでしょ？
2030
せっせっせはレタスを食べた。
2302
せっせっせの爪を切って、グレープフルーツ・ジュースを与える。
