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うさぎと暮らす野鳥好き

nasu00012013-12-04

▽せせせにニンジン、固形飼料を与える。
▽「伊号400潜発見!!」(CNN)。破棄された以降初めて発見されたのかと思ったら、401のほうは既に見つかっていたらしい。
▽基本的に、民主主義で統治されている国家ならばテロはたんなる違法行為だが、国民が主役の座を下ろされ、ただの管理される家畜的存在に成り下がった時には、テロはその統治機構に対する正当な対向手段になる。
▽まあ、よく考えた方がいい。一部のキチガイのヒトを除いて、誰も北朝鮮的な世界を望んでいない。
▽ミードとベネディクトのゲイ・カップル説ってのがあるのか。うーむ、これはいい小説になるな。
▽「恐怖の記憶、精子で子孫に「継承」 米研究チーム発表」(朝日新聞)。

実験は、オスのマウスの脚に電気ショックを与えながらサクラの花に似た匂いをかがせ、この匂いを恐れるように訓練。その後、メスとつがいにして、生まれてきた子どもに様々な匂いをかがせた。
すると、父親が恐怖を感じたサクラの匂いのときだけ、強くおびえるしぐさをみせた。孫の世代でも、同様の反応が得られた。
父マウスと子孫の精子のDNAを調べると、嗅覚(きゅうかく)を制御する遺伝子に変化の跡があり、脳の嗅覚神経細胞の集まりが大きく発達していた。これらの変化が親の「教育」によるものでないことを確かめるため、父マウスから精子を採り、人工授精で子を育ててその脳を調べると、同様の変化が見られた。

▽こんなラマルキッシュな研究をしていたってこと自体が驚きだ。「父マウスと子孫の精子のDNAを調べると、嗅覚(きゅうかく)を制御する遺伝子に変化の跡があり、脳の嗅覚神経細胞の集まりが大きく発達していた」。この書き方が微妙だけど、DNAの配列自体は変化していないのではないか。活性化している部分が移動しているだけで。
▽今GRで撮影されたデーターをずーっとみているわけだが、恐ろしく緻密。電線が潰れず、ジャギーにもならず、滑らかな線として記録されている。色も変に強調されずおとなしく上品。これは……いいな。いいけどAFがなあ。
▽「雄の子孫に危険を「警告」する遺伝メカニズム、マウスで発見」(AFPBB)。こちらにはもうすこし詳しく書いてある。

これは後成遺伝学(エピジェネティクス)研究の最新の発見だ。エピジェネティクスでは、遺伝子の基礎情報であるDNAの塩基配列に何の変化がなくても、遺伝子が異なる振る舞いを始める要因として、環境要因が挙げられている。

やっぱりね。DNAの配列自体は変化しなくても発現する部位は状況に応じて変わってくる。これ自体は既に普通に知られていることだ。今回新しいのは「親の学習が精子を通して」というところ。「学習」と「精子」の間には恐ろしく深い間隙があるがなあ。SF的に考えようにもメカニズムのメの字も思いつかない。
▽せせせはニンジン、サクラチップスをもらった。日常業務。
■今日からマーガレット・ミード……ではなく、ルース・ベネディクト菊と刀』。これは高校生ぐらいの時に一回読んだのだが完全無欠に忘れていて(奥さまは大学で読んだといっていた)、この前家庭内で話題に出たのだが、私も奥さまも内容についてなにも話すことができなかったという(笑) つまり高校生(および大学生)の時点ではふたりともそんなにおもしろく感じなかったのであろう。『菊と刀』は「汝の敵日本を知れ」という調査でありながら、比較文化的な中立の視点を保持しなくてはいけない、しかも現地調査は(すでに戦闘状態に入っているので)できないという……大変困難な状況の元で書かれている。おもしろくないわけないと思うんだけど。