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うさぎと暮らす野鳥好き

nasu00012006-11-17

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うさぎにキャベツを与える。日常業務。

1813
聖心女子大宮代ホール。マリー・シェーファーの「〈音楽〉からサウンドスケープへ」という講演。おお、結構いっぱい来てるな。2〜300人ってところか。

2052
終わり。私は、なぜこんなに街がうるさいのか、なぜことさらにうるさくするのか、ということを常々前から疑問に思っていて、それで環境にある音に眼を向けるというか、自覚することを理論化していたシェーファーにはずっと興味を持っていた。
まあ、今回はそういう話は特に聞けなかったのだが。で、なにをやってたのかといえばサウンドスケープ以降の作品のダイジェストビデオを流して(それを解説して)いたのだ。それは異常に手作り感の漂うもので妙なリアルを感じた。湖上のオペラもそうだし、特に最後のスピリット・ガーデンの(ある意味)くだらないテイストには吹き出すのをこらえるのに必死だった。みんなよく真面目にみてんなー。スピリット・ガーデンは畑に来た観客は自分がなんの野菜を担当するのかを選ばされて、そのコスチュームを着、雷の精霊とその手下(?)が踊りまくっているまさにそこで種をまいたり、水をやったりするという作品。コメントからは、ある種、アジアの伝統的な儀式へのあこがれ、みたいなものをもっているようなことを言っていた、いやそうは言ってなかったか。で、ここまでが第一部で第二部は収穫から調理、食べるところまでやるんだという。なんだか、60年代パフォーマンスか舞踏コミュニティのよう。「ランドスケープを食べる」っていう言葉のイメージが力を持っているように感じた。
理論的にはかっこいいことをいうのだが、そこから出てきたものはなんだかインチキくさいというか、まあなかなかのいい感じ。そーか、サウンドスケープ以降はこうなるのか。ふーん(笑)。環境や観客を取り込んでいくという方向性は、まあ、当然といえば当然か。

2100
せっつんはチンゲンサイを食べた。