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まあ下田には、たしかにつぶれたホテルとか、塩と日光にやられたシャッター・看板の類いもあるのだが、それは鬼怒川のように終末感を感じさせるものではなく（失礼）、うまいぐあいに時代感や海沿いの町の雰囲気、そしてつよい陽光の存在を醸し出す小道具となっているようだった。

黒船祭りににぎわう町。

姫がスパゲッティを食べていたり。
南豆製氷所（跡）が公開されていたので行って見る。ここは魚用の氷を作っていたところで、国の文化財指定がそのうち入るという。あー、いい感じに改装すれば、いい感じのスペースになりますな（あたりまえ）。こんなようなところがどこかにあったような……ああ、小樽のスパゲッティー屋か。石造りで雰囲気がよく似ている。比較的広いのでレストランと公共スペースを両方設けるのがいいと思う。あとは自然氷を仕入れて小さいかき氷屋のブースも作るといいね。

奥さんと一時離れて、ひとりで寝姿山に登ってみる。風が強くて気持ちがいい。晴れているが遠くは海霧っていて伊豆七島などはちっとも見えない。そういえば寝姿山は、どこから見ると、なんの寝姿になるのかが、いまひとつわからなかった。ゾウの寝姿か?

寝姿山山頂から下田湾を望む。帰るのはリゾート踊り子82号（黒船号）で。
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せしせしにニンジン、ミント、パセリを与える。日常業務。
■帰りに『柳宗民の雑草ノオト』