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うさにニンジン、キュウリ、クズ、固形飼料を与える。日常業務。

1214
男男女男男女女
寝寝電寝無電寝
（東西線）

1253
女男空空男空男男男扉男空男空空女女女男
寝無空空DS空無無無扉本空寝空空無無音誌
（日比谷線）

2128
電車内。窮屈そうにとなりに座った男は、浅く腰掛けなおした。しばらくして振動を感じる。男に気付かれないようそっと見ると、目を見開き、相づちを打つかのようなリズムで首を立てに振っている。ずっとだ。何も見ていないような、見えていないような瞳が見える。特に音楽を聴いているのではないことを確認し、なにかわかったような気になった私は、なにもなかったかのように文庫本に戻る。今日は武田百合子の『日日雑記』を読んでいる。「大山椒魚は日本の誇りだと私は思う。ドイツの動物園で一等人だかりがしていたのは、日本からきた大山椒魚だった。羊歯の生えた小さな池の浅い水底に、白人の紳士や老婦人たちが小銭を投げ入れ、代る代る恐ろしそうに暗い岩穴を覗いていた。そのとき私は得意になった。コアラになんか、負けやしない、と」。振動を感じなくなり、もう一度注意深く見ると、男は固く握った右の拳を口の周りにぐるぐるぐるぐる擦り続けていた。目はいまだに見開いて、中空を凝視している。そういう地顔なのかもしれない、とも思う。擦り続けている。

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せしせしの介はニンジン、クズ、小松菜を食べた。

■行き帰りに武田百合子『日日雑記』