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▽うさせしにニンジンを与える。日常業務。
▽「アレルギーは口呼吸のせいだ！」とか言われても、アレルギー性鼻炎のせいで鼻は常時詰まっているわけで、口呼吸しなかったら一体どこから息を吸えばいいのか……。
▽『江戸参府旅行日記』115ページに再びヒクイドリが登場した。将軍への献上を長崎奉行に却下され、バタビアに戻されることになったあわれなヒクイドリを、金持ちの収集家が許可があれば1000両で買い取りたい、と申し出た。大阪で見世物にすれば倍は儲かるとのこと。
▽でもまあそんな許可などはきっと降りず、ヒクイドリはバタビアに戻されたんだろう。生きたまま返すのはずいぶんテマヒマのかかることだと思うが、それぐらいの価値がこの鳥にはあったのかもしれない。大喰らいで莫迦だけど。
▽一行は桑名まで到達。特筆すべきことはない、といいながらも縄生村で松かさを燃やしてハマグリを焼いているのを見た、と書いてある。桑名の焼きハマグリのことは書いておけ、と日本人に言われたんじゃなかろうか？
▽掛川で、このケンペルの一行を見物していた農民が家の外に出ている最中に火にかけていた油に引火して火事になった。ケンペル一行も煙にまかれ、馬を飛ばして先へ逃げた。町の半分約200戸の家が被害にあった。
▽せしせしにニンジン、タンカンの皮（乾燥）を与える。
▽紅茶缶の整理を少しする。めっきり強いお茶が飲めなくなって、最近はさんぴん茶かほうじ茶ばっかりだ。ラプサンスーチョンなんて、もう一年以上蓋すら開けてないんじゃないだろうか。
■行き帰りにケンペル『江戸参府旅行日記』