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うさぎと暮らす野鳥好き

「理論は知ってる!」「理論を知ってるのか、すげーな」

nasu00012011-03-10

▽せせせはニンジン、チンゲンサイを食べていた。
▽「事件が起こる」「陣屋が捕縛する前に犯人が寺に欠入る」「寺と陣屋の建前過ぎる交渉」「何回かの交渉の末、陣屋が許しを与える」「犯人が寺を出て陣屋で反省の弁と許しに対する感謝を表明する」
▽というような話が延々と繰り返されるだけなのだが、なぜか何回も読んでしまう。
アジールを成立させる要因というのはなんだろうか。スチューデント・パワーが開いたあの時代の「解放区」。あれもアジールだろうか。
▽宗教が支配する領域にもアジールが存在しうるか?
▽六本木へ。恵比寿駅に着いたとたん渋谷へ行くことになった。
▽事務所に戻った後、青山のラボへ。なぜ人は動かなくてはならないのか。情報、知識、価値観を共有していないからだ。皆が同じ価値観を持っていれば、誰が下す決定もまた同じ。そこにいる誰かにまかせればいい。しかしそういう個々人がJIS規格で統一されたような画一的社会の到来を防ぎ、異なる価値観の多様性を維持するため、我々は動かなければならない! ……とほほ、もー疲れたよ。
▽昨日なくしたと思ったマフラーはラボにあった。あったという情報は昨日のうちに聞いていたが、ホントにあった。非常に気に入っていたのでうれしい。
▽今日の辻占「理論はわかるけどねえ」
▽写真家Y氏のところによって帰る。
▽プラットホームのお菓子販売機で携帯の簡易充電器が売られているのを見たふたりの若い女の子が笑い転げている。酔ってて楽しいのはいいとしてそんなに指差して笑うようなことなのか。「これお菓子?(笑)」「お菓子だよ、お菓子(笑)」多分ふたりの間になにか私には見えない伏線があるのかもしれない。だれかの行動のすべては「私には見えない伏線」から決定されている。もしかしたら自分の行動でさえ。
▽オレンジ色の街灯の周りに、あたかも蜂が群がり乱舞するかのように舞う札幌の夜の雪をふと思い出す。突然のフラッシュバック。何がヒキガネになっているのかはまったく不明だ。雪洞のようになった歩道で、手足が凍りながら、でも、きれい過ぎて立ち尽くすしかなかったあの瞬間。コートについた雪は5ミリほどに成長した6角形の雪印だった。
▽またターミナルで15分待ち。終電近くはいつもそう。
▽せせせはニンジン、チンゲンサイをもらった。ケージの大掃除は奥さまさまが。
■行きに『目明し金十郎の生涯』