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うさぎと暮らす野鳥好き

nasu00012012-07-16

▽せせせにニンジン、大根を与える。
▽晴れ。暑くなりそうだ。
▽銀座へ。高梨豊さんのトークを聞きに。興味のあるところだけテキトーにメモ。文責わし。多分いろいろ間違っとる。すまん。

・中平とは第5回パリビエンナーレ以前からの付き合い。『現代の眼』のグラビア「I am a King」で最初に出逢った。

・ある日電話がかかってきて取り次いだ人が「中なんとかさんから」だっていうし、電話の向こうから奥さんと子どものような声が聞こえるもんだから、てっきり中平からだと思ったし、パリ・ビエンナーレに推薦するっていうのも騙してからかっているんだとばっかり思って、実際そういうようなことがあったし、なので「目腐れ女房は元気か」とか「ガキは元気か」とかいってたら「はい元気です」って。それが話している間に中原佑介からの電話だと分った(笑)

中原佑介は「写真はよくわからないけど、誰に聞いても写真は高梨だ」っていうから推薦したって(笑)

・写真を6点だせって。第6回の中平さんの時もそうだった。写真をタブロー的なモノとして捉えている感じだった。

・自分が『プロヴォーク』に誘われたのは、状況に異議申し立てをしている写真家ということだったんじゃないだろうか。

・中平は「今日は花」って決めると、その日はいいモノがあってもそれしか撮らない。それはすごいと思った。

・印象に残っているのは、森山さんがピーコックで洗剤なんかをブラして撮ってくると多木浩二が「モノの氾濫」と言って名づけるとか、両者は補完関係にある、と見えた。

・多木さんは「小汚い」をアクチュアルだと勘違いしている時期があった。中平は「印刷はよくしよう、よくしよう」と言っていた。

・いいモノがあるとすぐ撮っちゃうっていうのは散文。中平さんのは散文写真じゃなくって、詩の写真。

・不発だったけど自分にはインターリュードっていうシリーズがある。

・プロヴォークを解散した日に中小企業の店主みたいに青山のうなぎやの2階で会合した。その時、中平から吉本隆明の詩集をもらった。中平さんの書き込みのあるやつ。

・名古屋の「日常」展は高梨さんの命名。いわく「あのときあいつタイトルつけられなかったんですよ」。

岡田隆彦は客観的だった。中平を一番理解していた。中平の写真を見ていて「わかってる」って感じで黙ってる。僕の写真を見るときは「ダメだなー」って感じで黙ってる。そこで吉増さんが「かわいそうだなー」ってこちら援軍にくるっていう(笑)

▽わしたによってスバとその出汁と砂糖てんぷら、伊江島じーまみ黒糖、豆腐餻を買う。地下にいって、ツメを見る。今使っているやつよりさらに小さいのが欲しいかもしれない、と思って見にいった。一番小さいのは、指が入らない。指が入るまで削ると全部なくなる気がするな。
▽せせせに金美にんじんと普通のニンジンを与える。