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▽せせせにニンジン、乾燥パインを与える。
▽晴れ。
▽4時だから、なにか食べるか……。
▽ルーペ。
▽帰るか……。
▽せせせはニンジン、小松菜をもらった。日常業務。
■ここ数日また『遠野物語』を持ち出してパラパラと読んでいる。怪異を描いた本、というのが一般的な捉え方なのかもしれないが、どうもそういう気がしない。話の奥に真実が隠されているような、あるいは、事実が物語に生まれ変わる瞬間をみるような、そんな手触り。何回でも『遠野物語』に立ち帰る。読みながら、そういえば遠野もえらくだだっ広い平野だったな、と思い出している。そう、『遠野物語』を読むと「ここはどんな山奥なのか」「木々も鬱蒼として暗く、陽も当たらない小村なのか」と思うが、実際に行ってみると遠野は広々とした明るい農村でカラっとしすぎるほどカラっとした印象でしかない。