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うさぎと暮らす野鳥好き

▽マスクについて。

▽コロナ禍以前。
▽マスクの効果について、今から考えるとおそろしく限定的に捉えていた。
▽「感染者がするマスクについては飛沫ぐらいは抑えられるだろ、でも非感染者のマスク意味ない、濾過性病原体って知らないの? あんなスカスカのマスクでウイルスを防御できるわけないないない」って。
▽でも違った。
▽in silico+in vitro+in vivoの全域でデータの蓄積と研究がものすごい勢いですすめられた結果、考えを改めざるを得なくなった。
▽マスクはウイルス感染症に効果的でした。……圧倒的に効果的だった。
▽マッシブなデータがそれを証明している。
▽だからそのメカニズムについてはどうでもいいのかもしれない。なんにせよマスクが圧倒的に効果的だっていうデータは動かせないのだから。

▽実際、ウイルスから見ればザルのようにスカスカのマスクでもウイルスはそこを通り抜けられないのだった。
▽まず粒子は空気中を直線的に移動していない。バリカン運動……ではなくブラウン運動でジグザグに移動している。
▽粒子もマスクも帯電している。なので電気的に吸着できる。
▽いざウイルスに感染するときに1万個に接触するのと100個のウイルスだった場合では発病と劇症化の確率が全然違う。
▽なのでウイルスをゼロにはできないかもしれないけれど減らして置くことにこしたことはない。

▽予測とはまったく違ったが、科学の力をこれでもかというほどの見せつけられてぐうの音も出ない。
▽コロナ禍以前は全然マスクなどしなかったが、はい、わかりましたと言ってマスクをつけるしかない。
▽私は科学の子なので。