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うさぎと暮らす野鳥好き

nasu00012012-02-02

▽せせせにニンジン、パセリ、固形飼料を与える。投薬。
▽奥さま「職場が寒すぎて風邪をひく。1点」
▽欲、福袋南無ー、第一豊雄と第二豊雄。
▽日々の会話はテンポラリーに属するものとして流れ去り、その記憶は5分と持たない。「さっき何、話してたっけ?」。たまに記録したもの(されたもの)のみが偶然多少の命を得る。
▽「仙台メディアテークは現代建築のもつ嫌らしさみたいなものを感じなかったなー、あれ誰?」「豊雄、伊東豊雄」「ああ豊雄。私の中の2大豊雄だな」「第1豊雄は?」「第1豊雄は芦田豊雄」「なるほど。伊東豊雄の建築の中での第1、第2なのかと思ったら、そう来たか(笑)」
▽「しかしキリスト教とかイスラム教とか、彼らがなにを目指してるのかなんにもわからないな。仏教は命題がひとつしかないじゃん」「仏教の命題ってなに?」「ニルバーナ。欲を押さえると悩み苦しみが緩和されますよっていう」「昨日ストレス緩和の為、福袋を買ってしまいました。福袋南無ー」「(笑)」
▽でもま、「欲を押さえる」ということと「我慢すること」は違うからなー。「我慢」は多分「修行」で、過度な「修行」をすることは禁じられている。禁じられているというか、無意味なこととされている。
コダックの倒産に粘着するけど「Kodak破綻、フラッシュ・メモリが日本発だから富士フイルムは生き残れた」、この記事がまったくひどい。事実関係を全然分っていないで書いている。
「デジタル・カメラが誕生した15年ほど前を振り返ると」→誕生が1997年? そんなわけないだろ。自身すぐ後でQV-10が1994年って書いてるじゃん。そもそも製品化はともかく誕生自体はもっとずっと前。1975年にコダックの人がCCDを使って作った。Wikipediaにそう書いてある。
カシオ計算機ソニー富士フイルムといった、それまではカメラ事業を手掛けていない企業が積極的でした」→フジカ、フジノンというブランドをしらんのか。フジは一眼レフもコンパクトカメラもレンズもいろいろいろいろ作ってきただろ。ソニーマビカで、デジタルじゃないけどもっと前(1988年)に動き始めているし。そしてカシオ。私は知らなかったが電子スチルカメラVS-101っていうマビカっぽいのを1987年に出してるらしい。いやマビカより前だよ、これ。今更だけどちょっとびっくりしたな。
「1994年にカシオが世界で初めて民生用のデジタル・カメラQV-10を発表しました」→知ってる話でいえばQuickTakeのほうが半年先。QuickTakeが「世界初」とかうたってなかったことを考えると、多分、もっとはやいやつがあるんじゃないか。
スマートメディアの企画や開発、標準化には、フラッシュ・メモリの開発企業である東芝に加えて、富士フイルムも積極的に参加し、大きな役割を果たしました」→スマートメディア自体は……失敗規格だよね(笑) フジはスマートメディアで失敗して、XDで失敗して、記録メディアでの成功例はないと思う。この記事書いてる人は東芝の人らしいけど、東芝スマートメディアの失敗を見て、SDに逃げ出し、フジとオリンパスを見捨てたんだよね?
▽そういえばすっかり忘れてたが、デジタルカメラ黎明期の記録メディアはPCcard TypeIのSRAMだったな。
▽そもそもフラッシュメモリがどうとかという、そんなところでフジが生き残ったと考えることが間違い。むしろフジは「記録メディアは失敗して、カメラもメインストリームになったかならないかぐらいだよね、でもこのデジタル事業の黒字体質を見よ」ってところでしょ。カメラだけじゃなくむしろデジタルインフラに注力してきた歴史を……でもこの人はそんなことなんにも知らなそうだね。ま、私も知らないけどさ。そしてもっというとデジタル面だけでフジを見ようとすること自体が間違ってるんじゃないだろうか。製膜技術とか、エマルジョンの技術とか、フィルム・乳剤をやってたからこそフジを活かしてる部門がいくらでもあるだろ。
▽あー、粘着した。つーか、ぼーっと業界をウォッチしていた私にすら、あまりにもひどいと思える記事だった。編集者はこういうの止めないと。著者がかわいそうじゃん。でもコダックとフジという企業の対比というのはおもしろいと思うので、こういうなにも知らないヒトがテキトーな印象を書いた記事ではなく、ちゃんとした人にちゃんと研究してもらいたいね。
▽せせせにニンジン、ミツバが吸い込まれていきます。日常業務。