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うさぎと暮らす野鳥好き

▽今日は仕事を休んで都内ふたつの展覧会に行くんよ。
▽最初は近美の中平展。


▽見た。
カニがよい。とてもよい。
▽初期のマガジンワークスが多めでよかったと思う。
▽懐かしい。20年前の自分がいてびっくりした。なんて猫背なんだ。
▽あの頃は中平卓馬のことばかり考えていた。
中平卓馬について語るとき、病前病後の「作風」が違って見えるために、「昔が好み」とか「復帰後のビビッドなのが」とかそういう話に終止しがち。
▽分断を語るとか継続性を語るとか。
▽それもまあ。
▽実践して理論を研ぎ澄まし変化してまた実践していく。あるいはマトリョーシカのように徐々に外殻を脱ぎ捨て核だけになっていくその過程が中平なのだと。
▽だからやっぱりあの「病」も中平の一部なのだ。
▽中平の所作というか、戦略というか。そういうものの範疇内のこと。
▽生活上のことはほとんどなにもできないのに写真だけ撮れるとか、ぐちゃぐちゃにこんがらがったその時代だけを忘れてるとか、絶対おかしいよね。
▽余分な殻をこそげ落としたみたいな。
▽でもそれ他の人にとっては「余分」じゃないんだよ。
▽そして最後の最後は中島敦の「名人伝」のようにカメラという概念を忘れるまで行きつく。不射の射だ。ホントの名人は弓などなくても鳥を落とせる。

夢の島熱帯植物園の「ゆめねつみなはむ」展へ。みなはむさんのミニ展覧会。

▽夢熱の館内を描いている。

▽ネペンテスの絵とかタコノキとかいい。
▽みなはむさんの絵は女子と男子の比率と強度が同じで差別がない感じがよい。
▽画面内で男女の関係が描かれることもあまりない。登場人物と画面外とのそれはあるのかもしれないが、多分そこらへんが好きな理由かもしれない。まだちょっとわからない。言語化できない。
▽2回ガチャを回してタコノキが出た。
▽喫茶は休止中だが、売店ではんぶんシリーズのアイスが買える。はんぶんココナッツは500円。なぜか富山県黒部で作られている。黒部。なぜ黒部。

▽ヘゴが枯れたの。こんなふうになっている。初めて知った。

▽かえってからmoto2を見た。
▽バリーバルタスの強度のある走り。優勝ロペス喜びすぎ(笑)
▽パルクフェルメにメディカルカーで運ばれてるの、はじめてみた。