βθ

うさぎと暮らす野鳥好き

▽火曜日だ。
▽日曜日のあのゲームのことを考えている。
▽現実。
▽リアルタイムのシナリオなしで行われたスポーツの試合なのだが、小説というか、映画とか、あるいは演劇。よくできた悲劇を見せられたようで、劇場でしばらく余韻に浸って立ち上がれない、あるいは単行本の前で静かに目を閉じて体の中に起こった波動を確かめるみたいな感じと酷似していた。
▽しかし、小説なら悲劇を見たくて、そのカタルシスを得たくて読むものであろう。
▽スポーツでは二分の一(でもないが)の確率で歓喜と消沈のどちらかが去来して、それはこちらには選ぶことはできないのだ。
▽手出しのできない世界に手を出したいという気持ち。「手の痕跡」のない世界の顕現。
▽もうちょっとゲームの細部、行間などを読めるようになるといいな、と思う。そうすればもっとゲームの終わりに向けて感動できるようになるだろう。
▽現状まだまだ解像度が低い。