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▽せせせはニンジン、ローズマリー、乾燥リンゴをもらった。
▽アスファルトの上を転がるように柳絮めいたものが走っていた。柳絮を見ると、いつも北海道を旅していた時を思いだす。多分かなやま湖のあたりを走っている時だろうか、降りてきた雲のように綿毛が舞っている中を走った。札幌でもよく目にしたがあれほどの密度はなかった。あれはポプラ（＝セイヨウハコヤナギ）の綿毛だろうか。
▽写真に撮るため一匹掴まえて事務所に持ち帰り机の上に置いておいたのだけれど、眼を離した瞬間に逃げ出された。
▽私は教養がないので「第二芸術」という言葉が分らなかったのだが、なるほど写真も「第二芸術」です。反論する理由は特にないな。機械で簡単で質感もなくペラペラで誰にでもできて誰が撮っても同じ。だから写真はいいんじゃん、ということでもある。
▽大家を大家ならしてめているいろいろは別に俳句（とか写真とか）に限らず社会的なもろもろによってゆがんでるんじゃないの?　別に俳句だけのことではなく。桑原武夫が俳句（界）だけをやり玉にあげているなら、それはそれでちょっとおかしいような。
▽作品と作家の評価で完全競争みたいなことが起こるはずがない。
▽せせせはキャベツをもらった。日常業務。