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▽せせせにニンジン大根の葉を与える。
▽晴れ。
▽行きの電車で寝てると行きなのか帰りなのかわからなくなる。しかしそれ以上のわからなさになったことはない。完全に朦朧としている中で例えば旅に出ているというような状況でないことはわかっている。
▽やはり小さいハサミが要るな。
▽このコンピューターにもMarverixは一応乗るようだが、いつものようにひと月は様子見で入れず、放置する。ネコ科なんてまだいくらでもあったのになあ、という気持ちを押さえられない。私の中では次はLynxでその次はBobcatだった。
▽もうひとつ。「植物が好きなんです」とかそういうようなことをいう人もぜんぜん信じられない。ホントに好きならその視線はもっと事象の細部に行くはず。「植物」なんて言葉はただのイメージだ。美術が好きな人が「私、絵が好きなんです!」とかいうだろうか?　「江戸後期の狩野派が実はいいんだよね」とか「無名なんだけどバルビゾン派の画家で……」とかあるいは「フェルメールが……」とかそういう細部に集中するんじゃなかろうか。
▽「照葉樹林の林冠がいいんだよね」とか「年に3回はサキシマスオウに触りにいってる。ほらこのブローチ、サキシマスオウの実（笑）」とか「いやいやメタセコイヤが……」とか、そういうそういう話しか私には信じられない。
▽カビならクラドスポリウム。研究室で1年間飼っていたので。
▽せせせにニンジン、大根を与える。日常業務。