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▽「ブレッドウィナー」を半分見る。

▽私はもともと映画とか音楽とか、そういう時間芸術が苦手だった。
▽いや、今でも苦手だが。
▽文章とかまんがとか。そういうものは自分のペースで読める。
▽ゆっくり読んでもいいし、急いで読んでもいいし、斜め読みでもいいし、ちょっと目を閉じて考えてもいいし、お茶飲んで一旦休止してもいいし、本を閉じてまた気が向くまで放置してもいい。
▽時間芸術にはそういう自由度が明らかにかけていた。テレビとか映画とか音楽とか。
▽もちろん思い込みもあった。最初から最後までノンストップで見なければいけないっていうような。
▽今までは。
▽ほんというと今までだっていろいろできたんだろうけど、思い込みのせいで映画を見ることが重い、億劫なものになっていた。
▽昨今そういう時間に縛られたメディアを解放するような技術もあり、前述のような思い込みも老人力によって払底してきて、さすがに旧世代なのでまだ「映画を倍速で見る」みたいな新世代の境地には達していないけれど、徐々に壁が壊れつつある。
▽NetflixとかHuluとかAmazon Prime VideoとかYoutubeとかのおかげだ。円盤とか探さなくてもそこらへんにあるし、止めてもレジューム再生してくれるし、10秒戻ってもいいし、何回見てもいいし、やりたいなら倍速再生だってできる。
▽思い込みにとらわれず、技術と老人力を頼りに今後とも生きていきたい。

▽havoc 大混乱。